なぜ病院では治らなかったのか
注射や痛み止めだけでは限界がある理由
四十肩・五十肩で病院を受診すると、多くの場合、注射と痛み止め、湿布が処方されます。しかし、T様のように「どんどん悪化していく」という経験をされた方は少なくありません。
病院での治療は、炎症を一時的に抑えることが中心です。注射で痛みを和らげても、肩関節を包む関節包の癒着や、筋肉のバランス異常といった根本原因には対処できていません。そのため、効果が切れると再び痛みが戻ってきてしまうのです。
T様も「癒着し始めている」と診断されながら、具体的な改善策を提示されることなく、痛みが増していく不安を抱えていらっしゃいました。
病院では「時間が解決する」と言われることもありますが、放置すると3年以上痛みが続くケースや、最終的に可動域が大幅に制限されたまま固まってしまうこともあります。特に清掃業務のように体を使う仕事をされている方は、日常的に肩を酷使するため、自然治癒を待つことが現実的ではないのです。
接骨院での毎日通院が現実的でない理由
接骨院では、四十肩・五十肩の治療に毎日の通院を求められることが一般的です。毎日関節を動かすリハビリを行い、可動域を広げていくという方針ですが、これには大きな問題があります。
まず、施術時に強い痛みを伴うことが多いという点です。固まった関節を無理に動かすため、施術後にかえって痛みが増してしまう方もいます。T様も「施術することでかえって痛みが強くなる人もいる」という情報を耳にし、毎日痛い思いをしながら10ヶ月通い続けることに不安を感じていました。
さらに、仕事を続けながら毎日通院することは、時間的にも経済的にも大きな負担です。清掃業務という体を使う仕事をしながら、毎日接骨院に通うことは現実的ではありません。
また、接骨院のアプローチは主に患部である肩関節のみに集中しがちです。しかし四十肩・五十肩は「全身の疲労の極み」とも言える状態であり、骨盤の歪みや自律神経の乱れ、内臓の疲労など、全身のバランス異常が複合的に関わっています。
夜間痛が治りを遅らせる悪循環
T様が最も苦しんでいたのが、夜寝るときの痛み、いわゆる「夜間痛」でした。夜間痛があると、睡眠の質が著しく低下します。
人間の体は、夜寝ている間に修復・回復を行います。成長ホルモンが分泌され、傷ついた組織が修復され、疲労が回復していくのです。しかし夜間痛があると、この修復プロセスが十分に機能しません。
痛みで何度も目が覚めてしまうと、深い睡眠が得られず、体の回復機能が働かないのです。その結果、日中の疲労が蓄積し、さらに痛みが増すという悪循環に陥ります。
T様も「夜寝る時にも痛い」と訴えており、この夜間痛が改善の大きな障害となっていました。夜間痛を取り除くことが、四十肩・五十肩改善の最優先課題なのです。
豊橋市の整体院が提案する新しいアプローチ
痛みを最小限に抑えた施術方法
かんくう整体院では、「痛みを伴わない施術」を最優先に考えています。T様への施術でも「なるべく痛みが起こらないように施術していきます」と明言し、もし施術で痛みが強くなるようであれば無理をしないという方針を伝えました。
一般的な接骨院や病院のリハビリでは、固まった関節を「バーバーバーバー」と強引に動かすことが多く、これが激痛を引き起こします。しかし、かんくう整体院では、まず痛みの真の原因を見極めます。
T様の場合、左肩が右肩よりも前に出ており、首から出ている神経が鎖骨の下で圧迫されている状態でした。この神経障害による痛みと、単純な筋肉・関節の炎症による痛みでは、アプローチ方法が全く異なります。
神経が絡んでいる場合、強く動かすと神経の炎症が悪化し、後で激しい痛みが出てしまいます。そのため、慎重に、段階的に、体の反応を見ながら施術を進めていくのです。
週1回の通院で改善を目指せる理由
病院や接骨院では毎日の通院を求められることが多い中、かんくう整体院では週1回程度の通院で改善を目指します。これは「手抜き」ではなく、体の回復メカニズムを考慮した合理的な判断です。
施術によって体のバランスが変化すると、体は新しい状態に適応しようとします。この適応には数日かかります。毎日施術を受けると、体が適応する前に次の刺激が入ってしまい、かえって混乱を招くことがあるのです。
T様には「最初だけちょっと早めに来てください」と伝え、体の反応を確認しながら、徐々に間隔を広げていく計画を立てました。初回の施術後、体がどう反応するかを見極めることが重要だからです。
また、週1回の通院であれば、仕事を続けながらでも無理なく継続できます。清掃業務という体を使う仕事をされているT様にとって、現実的に続けられる通院頻度であることが、長期的な改善には不可欠です。
施術の効果を最大化するために、自宅でのセルフケアも指導します。水分摂取や食事の注意点、寝る姿勢の工夫など、日常生活での小さな改善を積み重ねることで、週1回の施術効果を何倍にも高めることができるのです。
全身から肩を整える根本治療の考え方
四十肩・五十肩は、肩だけの問題ではありません。T様の施術でも「四十肩、五十肩は基本的には全身の疲労の極みなので、本当は全部いじらないといけません」と説明しました。
T様の体を診ると、骨盤が後ろに倒れ、猫背になっており、肩が巻き込んでいる状態でした。この姿勢では、肩甲骨が正常に動かず、肩関節に過度な負担がかかります。
さらに、右肩が下がっており、左右のバランスも崩れていました。清掃業務で前かがみの姿勢が多く、上下の動きも多いため、骨盤から背骨、肩甲骨、肩関節まで、全身の筋肉と関節に負担が蓄積していたのです。
施術では、まず骨盤の動きを改善し、背骨の柔軟性を取り戻し、肩甲骨の可動域を広げてから、最後に肩関節にアプローチします。この順序が重要です。
土台である骨盤が安定し、背骨がしなやかに動けるようになると、肩甲骨も自然に動きやすくなります。肩甲骨が正しく動けば、肩関節への負担が減り、痛みも軽減されるのです。
病院では「肩だけ」を診ますが、かんくう整体院では「足先から全身」を診ることで、根本的な改善を目指します。
T様の施術で見えた改善のポイント
初回カウンセリングで判明した体の状態
T様が来院されたとき、左肩は90度程度までしか上がらず、横からの動きも制限されていました。痛みは肩の前面と上腕二頭筋の部分に強く出ており、夜間痛もある状態でした。
カウンセリングで詳しくお話を伺うと、10月頃から痛み始め、徐々に悪化していったこと、病院では注射を打ったものの改善せず、痛み止めと湿布だけ渡されたこと、そして一昨年前にめまいがひどく出て、自律神経の問題を指摘されていたことが分かりました。
体を診ると、左肩が右肩よりも明らかに前に出ており、鎖骨の下の小胸筋という筋肉が非常に厚く、固くなっていました。この筋肉の下を神経が通るため、神経が圧迫されている可能性が高いと判断しました。
また、左側の背中の筋肉も右側に比べて固く、骨盤の動きも左側が制限されていました。さらに、胃の部分を触ると、胃下垂気味で固さがあり、内臓の疲労も見られました。
T様は左手で荷物を持つ癖があるとおっしゃっていましたが、これは体の歪みが原因でした。右肩が下がっているため、右肩に荷物をかけるとすぐに落ちてしまい、無意識に左肩を使うようになっていたのです。
神経障害と筋肉の問題を見極める
四十肩・五十肩には、大きく分けて2つのタイプがあります。一つは単純に肩のインナーマッスルが弱化し、関節包が癒着するタイプ。もう一つは、神経が絡んでいるタイプです。
T様の場合、両方の要素が混在していました。肩のインナーマッスル(棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋)の弱化と癒着に加えて、首から出ている神経が鎖骨の下で圧迫されている神経障害も起きていたのです。
この見極めが非常に重要です。なぜなら、施術のアプローチが全く異なるからです。
単純な筋肉・関節の問題であれば、ある程度積極的に動かしていくことができます。しかし神経が絡んでいる場合は、強く動かすと神経の炎症が悪化し、施術後に激しい痛みが出てしまいます。
T様の施術では、「痛い方の肩は神経が絡んでいるので、あまり強く動かさない」という方針を立てました。まずは全身のバランスを整え、鎖骨の下の圧迫を減らし、神経の通り道を確保することを優先したのです。
自律神経の乱れと肩痛の深い関係
T様は一昨年前にめまいがひどく出て、耳鼻科で検査をしても異常が見つからず、「精神的なもの」と言われた経験がありました。その後、心療内科に通い、だいぶ改善したものの、まだ時々地面が沈む感じやフワフワする感覚があるとのことでした。
実は、自律神経の乱れと四十肩・五十肩には深い関係があります。自律神経が乱れている人は、左側に症状が出やすいという特徴があります。
心臓や大きな血管が左側にあるため、自律神経の影響を受けやすいのです。左肩の凝り、左の頭痛、左腕のしびれなどは、自律神経の乱れのサインであることが多いのです。
T様も左肩に症状が強く出ており、左肩で荷物を持つ癖もありました。これは単なる癖ではなく、体が無意識に左側をかばっていた結果かもしれません。
施術では、肩だけでなく、自律神経を整えるアプローチも取り入れました。背骨の両脇の緊張を取り、頭蓋骨の調整も行いました。自律神経が整うと、筋肉の緊張が和らぎ、痛みも軽減されやすくなります。
また、T様には水分摂取の重要性を伝えました。自律神経が乱れている方は、水をあまり飲まない傾向があります。水分不足は血流を悪化させ、筋肉の柔軟性を低下させ、痛みを増幅させます。
四十肩・五十肩を悪化させる3つの要因
冷たいものが痛みを増幅させるメカニズム
四十肩・五十肩は「冷えの病気」です。東洋医学的には、体の冷えが筋肉や関節の柔軟性を奪い、痛みを引き起こすと考えられています。
特に注意が必要なのが、冷たい飲み物や食べ物です。T様にも「冷たいもの」を控えるようにお伝えしました。
冷たいものを摂取すると、体は体温を維持するために内臓に血液を集中させます。その結果、筋肉への血流が減少し、筋肉が硬くなってしまうのです。
さらに、冷たいものを分解する過程で「ヒスタミン」という炎症物質が放出されます。このヒスタミンが痛みを増幅させるのです。
特に女性は、冬でもアイスクリームを食べる方が多いのですが、四十肩・五十肩で悩んでいる間は、できるだけ避けることをお勧めします。
飲み物も、常温か温かいものを選びましょう。T様には「できれば白湯がいい」とお伝えしました。白湯は体を内側から温め、血流を改善し、筋肉の柔軟性を高めてくれます。
小麦製品が筋肉の出力を下げる理由
意外に思われるかもしれませんが、小麦製品も四十肩・五十肩を悪化させる要因の一つです。T様にも「小麦」を控えるようにお伝えしました。
小麦に含まれるグルテンは、腸内環境を乱し、炎症を引き起こす可能性があります。腸内環境の悪化は、全身の炎症レベルを上げ、痛みを増幅させます。
さらに、小麦製品は筋肉の出力を下げることが分かっています。特にインナーマッスルの働きが低下し、体幹を支える力が弱まります。
四十肩・五十肩は、まさにインナーマッスルの弱化が原因の一つです。小麦製品を多く摂ることで、この弱化がさらに進んでしまうのです。
パン、パスタ、うどん、ラーメンなど、日常的に食べている方は多いと思いますが、四十肩・五十肩で悩んでいる間は、できるだけ米を中心とした食事に切り替えることをお勧めします。
水分不足が治りを遅らせる悪循環
T様に「普段どれくらい水を飲まれますか?」と尋ねたところ、「あまり飲まない」とのことでした。これは四十肩・五十肩の方に非常に多いパターンです。
水分不足は、筋肉や関節の滑りを悪くします。筋肉は約70%が水分でできており、水分が不足すると柔軟性が失われ、硬くなってしまいます。
また、関節の滑液も水分が主成分です。水分不足だと滑液の質が低下し、関節の動きが悪くなり、摩擦が増えて炎症が起きやすくなります。
さらに、水分不足は血流を悪化させます。血液がドロドロになり、筋肉や関節に十分な栄養や酸素が届かなくなります。老廃物の排出も滞り、痛みが長引くのです。
T様には「1日1リットルは飲んでほしい」とお伝えしました。特に夜寝る前に一杯飲むことが重要です。夜間痛がある方は、夜寝ている間に体が修復しようとしますが、水分不足だと修復がうまく進みません。
できれば白湯が理想的です。冷たい水は体を冷やしてしまうので、常温以上の温度の水を、こまめに飲むようにしましょう。
施術の流れと体の変化
骨盤から整える全身アプローチ
T様の施術は、肩からではなく、骨盤から始めました。座っていただくと、骨盤が後ろに倒れており、猫背の姿勢になっていました。
骨盤が後ろに倒れると、背骨が丸くなり、肩が前に巻き込みます。この状態では、肩甲骨が正常に動かず、肩関節に過度な負担がかかるのです。
まず、骨盤の動きを改善するために、仰向けになっていただき、骨盤周りの筋肉をゆるめていきました。特に左側の骨盤の動きが制限されていたため、丁寧にアプローチしました。
次に、背骨の柔軟性を取り戻すために、背骨の両脇にある筋膜を調整しました。背骨がしなやかに動けるようになると、肩甲骨も動きやすくなります。
肩関節を90度以上上げるためには、骨盤が前傾し、背骨が反り、肩甲骨が外に広がっていく必要があります。この一連の動きがスムーズに行われないと、肩だけを動かそうとしても上がらないのです。
T様の施術でも、骨盤と背骨の動きを改善したことで、肩の可動域が少しずつ広がっていきました。
鎖骨下の圧迫を解放する手技
T様の左肩は、鎖骨の下の小胸筋という筋肉が非常に厚く、固くなっていました。この筋肉の下を神経が通るため、圧迫されている状態でした。
仰向けになっていただき、鎖骨の下を触ると、右側と比べて明らかに厚みがあり、硬さもありました。T様にも「これ右側と比べて固いの分かりますか?」と確認していただきました。
この圧迫を解放するために、慎重に小胸筋をゆるめていきました。強く押すと痛みが出るため、ソフトなタッチで、じっくりと時間をかけて行います。
また、胃の部分も固くなっており、胃下垂気味でした。内臓が下がると、重力に従って鎖骨も下がり、神経の圧迫が強くなります。
そこで、内臓を少し持ち上げるようなアプローチも行いました。T様には「本当はこっちみたいにペタッと下ろしたいんですが、痛いですからね」と説明し、タオルを丸めて鎖骨の下に入れ、少し持ち上げた状態で眠ることも提案しました。
施術後、鎖骨の下がだいぶ柔らかくなり、T様も「さっきより触れるの分かります」とおっしゃっていました。
肩甲骨の可動域を広げる段階的施術
骨盤と背骨、鎖骨下の圧迫を改善した後、いよいよ肩甲骨のアプローチに入りました。
肩甲骨は、肋骨の上を滑るように動きます。しかし、肩甲骨の内側にある肩甲下筋という筋肉が肋骨にへばりついてしまうと、肩甲骨の動きが制限されます。
T様も、この肩甲下筋が固くなっており、肩甲骨の動きが悪くなっていました。横向きになっていただき、肩甲骨の内側に手を入れて、丁寧にゆるめていきました。
また、肩甲骨の上にある棘上筋、肩甲骨の後ろにある棘下筋も、固くなっていました。これらのインナーマッスルは、肩関節を安定させる重要な筋肉ですが、弱化すると肩関節が不安定になり、痛みが出ます。
施術では、これらの筋肉を一つ一つ丁寧にゆるめ、血流を改善し、機能を回復させていきました。
さらに、T様の場合は上腕二頭筋という二の腕の筋肉も痛みが出ていました。この筋肉の腱が骨の下を通るため、擦れて炎症を起こしていたのです。
清掃業務で物を持ち上げたり、引っ張ったり、支えたりする動作が多いため、この筋肉にも疲労が蓄積していました。
施術後の可動域の変化
施術後、もう一度座っていただき、肩の可動域を確認しました。
前から腕を上げていただくと、施術前は90度程度までしか上がらなかったのが、だいぶ上がるようになっていました。まだ完全に上がりきるわけではありませんが、明らかな変化がありました。
横からの動きも改善されており、T様も「さっきよりは楽」とおっしゃっていました。
ただし、施術後すぐに完全に痛みが消えるわけではありません。T様にも「ちょっとなるやみするかな」とお伝えしました。
施術によって体のバランスが変わると、今まで使っていなかった筋肉が働き始めるため、一時的に筋肉痛のような痛みが出ることがあります。これは「好転反応」と呼ばれるもので、体が良い方向に変化している証拠です。
また、夜寝ている間に体が新しいバランスに適応しようとするため、翌朝の状態が重要です。T様には「明日の朝の状態を教えてください」とお願いしました。
自宅でできるセルフケアと注意点
夜間痛を和らげる寝方の工夫
夜間痛を和らげるためには、寝る姿勢が非常に重要です。T様にもいくつかの工夫をお伝えしました。
まず、痛い方の肩を上にして横向きに寝ることです。痛い方を下にすると、体重がかかって圧迫され、痛みが増します。
また、痛い方の腕の下にクッションやタオルを入れて、少し持ち上げるようにすると、肩への負担が減ります。
仰向けで寝る場合は、鎖骨の下にタオルを丸めて入れ、少し持ち上げた状態にすると、神経の圧迫が減り、痛みが和らぐことがあります。
ただし、うつ伏せは絶対に避けてください。うつ伏せは肩に最も負担がかかる姿勢で、痛みが激しくなります。
寝る前に温かいお湯で肩を温めることも効果的です。シャワーだけでなく、できれば湯船に浸かって、体全体を温めることをお勧めします。
ただし、施術当日はシャワーだけにしていただくようお願いしました。施術後すぐにお風呂に入ると、緩めたところと締めたところが全部緩んでしまい、施術の効果が半減してしまうからです。
荷物の持ち方と日常動作の改善
T様は左肩で荷物を持つ癖がありましたが、これは体の歪みが原因でした。右肩が下がっているため、右肩に荷物をかけるとすぐに落ちてしまうのです。
当面は、痛みがなくなるまで、できるだけ荷物を持たないことをお勧めしました。どうしても持つ必要がある場合は、肩にかけるのではなく、手で持つか、リュックサックのように両肩に均等に負担がかかる方法を選びましょう。
また、清掃業務での動作にも注意が必要です。前かがみの姿勢が多いとのことでしたが、できるだけ腰を落として、背筋を伸ばした状態で作業することを心がけてください。
高いところを掃除するときは、無理に腕を上げず、台に乗るなどして、肩への負担を減らす工夫をしましょう。
重いものを持ち上げるときは、肩だけでなく、足の力を使って持ち上げるようにしてください。
日常生活でも、同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。1時間に1回は立ち上がって、軽くストレッチをするだけでも、肩への負担が減ります。
水分摂取と食事の具体的アドバイス
T様には、1日1リットルの水分摂取をお願いしました。特に夜寝る前に一杯飲むことが重要です。
水は、できれば白湯が理想的です。朝起きたらまず一杯、仕事の合間に一杯、帰宅後に一杯、寝る前に一杯、というように、こまめに飲む習慣をつけましょう。
一度に大量に飲むのではなく、少しずつ、こまめに飲むことがポイントです。
食事では、冷たいもの、小麦製品、アルコールを控えることをお伝えしました。
冷たいものは、アイスクリーム、冷たい飲み物、生野菜サラダなどです。これらは体を冷やし、炎症を引き起こします。
小麦製品は、パン、パスタ、うどん、ラーメン、お菓子などです。朝昼晩、毎日小麦を食べている方は、米中心の食事に切り替えてみてください。
アルコールは、血管を拡張させて一時的に血流が良くなるように感じますが、その後、血管が収縮し、かえって血流が悪くなります。また、アルコールの分解には大量の水分が必要で、体が脱水状態になります。
T様はお酒を飲まない、タバコも吸わないとのことで、「めちゃめちゃいいんじゃないですか」とお伝えしました。
代わりに、体を温める食材を積極的に摂りましょう。生姜、ニンニク、ネギ、根菜類などがお勧めです。
長期的な改善と予防のために
施術の継続と間隔の考え方
四十肩・五十肩の改善には、ある程度の期間が必要です。T様には「週1回程度で、徐々に間隔を広げていく」という計画をお伝えしました。
初回の施術後、体がどう反応するかを確認するため、次回は3日後に予約を取りました。この段階で、好転反応が出ているか、痛みが増していないか、可動域が維持されているかを確認します。
その後は、週1回のペースで通っていただき、徐々に10日、2週間と間隔を広げていきます。
病院や接骨院では10ヶ月程度かかると言われることが多いですが、全身からアプローチすることで、より短期間での改善を目指します。
ただし、人によって改善のスピードは異なります。すぐに反応する方もいれば、1年2年かかる方もいます。T様には「上がる人はすぐ分かっちゃう」とお伝えしました。
重要なのは、焦らず、継続することです。途中で諦めてしまうと、せっかくの改善が元に戻ってしまいます。
右肩への予防対策
T様は「右肩も最近痛くなり始めた」とおっしゃっていました。四十肩・五十肩は、片方が治ったら反対側に出ることが非常に多いのです。
昔は片側だけで終わることが多かったのですが、最近は両側に出る方が増えています。年々、痛みが取れにくくなってきているのです。
右肩はまだ初期段階なので、今のうちに予防対策を取ることが重要です。
まず、左右のバランスを整えることです。右肩が下がっているため、この歪みを改善することで、右肩への負担を減らせます。
また、荷物を左肩ばかりで持つ癖を改善し、できるだけ両肩に均等に負担をかけるようにしましょう。
清掃業務でも、左右どちらかに偏った動作をしないよう、意識して体を使うことが大切です。
施術でも、左肩だけでなく、右肩や全身のバランスを整えることで、右肩の悪化を防ぐアプローチを取り入れていきます。
めまいと自律神経の継続的ケア
T様は一昨年前のめまいが完全には改善しておらず、時々地面が沈む感じやフワフワする感覚があるとのことでした。
このめまいと四十肩・五十肩は、実は深く関連しています。自律神経の乱れが、筋肉の緊張を引き起こし、痛みを増幅させるのです。
施術では、肩だけでなく、自律神経を整えるアプローチも継続していきます。背骨の調整、頭蓋骨の調整、内臓の調整などを組み合わせることで、自律神経のバランスを整えます。
また、生活習慣の改善も重要です。睡眠の質を高めること、ストレスを減らすこと、適度な運動をすることなどが、自律神経を整える基本です。
T様には「今回は肩の施術が優先ですが、気になればまた治します」とお伝えしました。体は全て繋がっているので、肩が改善されれば、めまいも軽減される可能性があります。
よくある質問
施術後に痛みが増すことはありますか
施術後、一時的に痛みが増すことがあります。これは「好転反応」と呼ばれるもので、体が良い方向に変化している証拠です。
今まで使っていなかった筋肉が働き始めたり、固まっていた関節が動き始めたりすると、筋肉痛のような痛みが出ることがあります。
ただし、激しい痛みが続く場合は、無理をせずにご連絡ください。体の状態に合わせて、施術の強さや内容を調整します。
どれくらいの期間で改善しますか
改善の期間は、人によって大きく異なります。すぐに反応する方もいれば、数ヶ月かかる方もいます。
一般的には、週1回の施術で、3ヶ月から6ヶ月程度で大きな改善が見られることが多いです。
ただし、夜間痛がある方、癒着が進んでいる方、仕事で肩を酷使している方は、もう少し時間がかかることもあります。
重要なのは、焦らず、継続することです。
仕事を休む必要はありますか
基本的には、仕事を休む必要はありません。ただし、痛みが激しい場合や、夜間痛で睡眠が取れていない場合は、一時的に休むことも検討してください。
清掃業務のように体を使う仕事の場合、無理をすると悪化する可能性があります。できる範囲で、肩への負担を減らす工夫をしながら、仕事を続けることをお勧めします。
自宅でできるストレッチはありますか
四十肩・五十肩の急性期には、無理なストレッチは避けてください。痛みが強い時期に無理に動かすと、炎症が悪化します。
痛みが落ち着いてきたら、軽いストレッチを始めましょう。ただし、自己流で行うと逆効果になることもあるので、施術時に具体的な方法をお伝えします。
両肩とも痛くなることはありますか
はい、非常に多いです。片方が治ったら反対側に出ることが多く、最近は両肩同時に痛くなる方も増えています。
T様も右肩に痛みが出始めているとのことでしたが、早めに対処することで、悪化を防ぐことができます。
病院の治療と併用できますか
はい、併用できます。ただし、病院で注射を受けた直後は、施術を避けた方が良い場合もあります。
また、病院では「安静にしてください」と言われることが多いですが、当院では「適度に動かすこと」を推奨しています。この点で方針が異なることがあるため、ご自身で判断してください。
完全に治りますか
四十肩・五十肩は、基本的には治る病気です。ただし、放置すると3年以上かかることもありますし、癒着が進むと可動域が制限されたまま固まってしまうこともあります。
早めに適切な対処をすることで、完全に治る可能性が高まります。
豊橋市で根本改善を目指すなら
かんくう整体院の特徴
かんくう整体院は、豊橋市萱町にある整体院です。施術歴30年、開業22年の実績があり、900人のプロを指導してきた経験を持つ院長が、一人ひとりの体の状態に合わせた施術を行います。
四十肩・五十肩に対しては、肩だけでなく、骨盤、背骨、自律神経、内臓まで、全身からアプローチする根本治療を行います。
痛みを最小限に抑えた施術を心がけており、「もし施術で痛みが強くなるようであれば、無理をしない」という方針です。
週1回程度の通院で改善を目指すため、仕事を続けながらでも無理なく通えます。
アクセスと営業時間
かんくう整体院は、豊橋駅からもアクセスしやすい萱町に位置しています。
住所:〒440-0896 愛知県豊橋市萱町14 八千代ビル 1C
電話番号:0532-55-5055
営業時間:9:00〜19:00
定休日:日曜日
駐車場は、店舗向かいのコインパーキングをご利用ください。パーキングチケット1枚(30分)をお渡ししています。
初回限定価格について
初回は通常9600円のところ、ネット予約で4980円となります。
まずはお気軽にお問い合わせください。あなたの四十肩・五十肩の根本原因を見極め、最適な施術プランをご提案します。
夜間痛で眠れない、仕事が続けられない、病院では改善しなかった、そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
T様のように、全身からアプローチすることで、痛みを最小限に抑えながら、根本的な改善を目指します。
豊橋市で四十肩・五十肩にお悩みなら、かんくう整体院にお任せください。


